自毛植毛に向き不向きな生え際の状態とは?

自毛植毛に向き不向きな生え際の状態とは?

生え際が心配な男性

生え際の自毛植毛手術を望まれる人には大きく分けて2つのパターンがあります。生え際全体の毛量を下げる事を望まれる場合と、生え際の両サイド、俗にいう「M字部分」に植毛を希望される事が多いです。

 

もちろん自毛植毛によってこれらの毛量は解決できますが、幾つかの注意点があります。生え際の状態と患者さんの希望によっては自毛植毛の向き不向きがあります。

 

自毛植毛では自分の後頭部周辺の毛包を摂取して、これを移植再生させますが、この毛包の数には限りがあります。生え際の薄毛が進行してしまっているような人が、その部位に移植を希望された場合は注意点があります。

 

生え際部分の毛量、髪の毛の密度をあまり求めず、全体の毛量を少し下げるような場合には自毛植毛は優秀です。このような場合は1度の手術で満足される場合が多いです。

 

進行したAGA状態

薄毛の進行がかなり進行しており、またその部位に多量の移植を希望された場合は注意が必要です。このような場合は1度の毛包の摂取量では満足いかない毛量しか出来ずに、2度目の手術によって再度同じ部位の毛量を増やさなければいけません。

 

また患者さんの生え際部分以外の毛量が多い場合で、生え際部分にも同様に多量(多密度)の毛量を求められた場合などは、本人の満足いく毛量感には2度目以降の植毛でも到達できない事が考えられます。手術前のカウンセリング時によく話し合う事で、患者さんの求めている毛量が自毛植毛手術では再生困難と判断した場合には他の方法を考える事もお勧めします。

 

生え際の両サイド、M字部分の自毛植毛でも注意点があります。特に若い人に多いパターンですが、生え際の両サイドだけに自毛植毛を希望される事があります。もちろん量サイドだけの自毛植毛で新しい毛が生えてきた事で満足する人は多いです。

 

ただ問題なのは、自毛植毛では薄毛の進行は止める事ができないことです。薄毛が進行して生え際全体が後退してしまうと、最初に植えた両サイドの髪の毛だけが残ってしまい全体のバランスが悪くなってしまう場合が起きてしまいます。

 

移植時には両サイドだけに毛を集中させるのではなく、将来の薄毛対策として周辺にもバラして植毛する事がお勧めです。また自毛植毛を受けた後も、育毛剤の使用や薄毛治療薬の服用等で残っている髪の毛の薄毛対策も大事になってきます。

 

本来の人の生え際には産毛と太い毛が混在して生えています。薄毛が進行して既に産毛も無くなってしまった生え際状態の植毛時にも注意が必要です。患者さんの希望によっては、生え際の再生で以前のような産毛まで植毛で求められる場合があります。

 

自毛植毛で使用する毛包は後頭部周辺の比較的太い毛を移植します。この為、産毛までの移植再生は困難になります。100%以前と全く同じように生え際を再生することはやはり自毛植毛でも困難です。

 

自毛植毛手術は生え際部分の再生にはとても優秀です。ただ患者さんの希望の「毛量」と「薄毛の進行」には注意が必要ですね。この事を理解できていれば、どのような生え際の状態でも患者さんに満足してもらえる自毛植毛ができると思います。

自毛植毛費用